来るもの拒まず、去るもの追わず。
では、時として、それが仇となりうることもあります。
なので、来るものでも、本当に嫌ならば拒んでもいいし、
去るものでも、本当にそばにいてほしいならば追うべきです。
たとえ、恥をかいたって、その場限りであればいいでしょう。
いいえ。その場限りでなくったって、いらないものはいらないし、
ほしいものはほしいと、はっきりするのです。
それが、あなたにとっても相手にとっても
おおいに学びとなるでしょう。
いいですか。わたしが、こう言ったからと言って
そうか。そうしよう!
ではだめです。
いちいち真に受けていたらいけません。
いえ。真に受けているとも考える事が出来る器量もなくてはなりません。
まず、とりあえずは、
私の話はひとつの参考にしておいて、
あとで、よおく自分の頭で心で考えてみることです。
そうしてから、言動にうつしてください。
これは、私の話ばかりではありません。
何に対しても言えることです。
まず、とっておいて、あとで吟味する。
そう。それこそが肝です。
よおく咀嚼することです。